[IUGGAN] 泥縄買いしたヒーターパンツ?
DENZYです。
私は副業アルバイトとして毎朝、新聞配達をしています。
50ccのバイクに乗っておよそ1時間半から2時間くらい、まだほの暗い早朝の住宅地を廻ってポストに新聞を放り込んで来る訳です。
たまに早起きの住人さんがいて「配達ご苦労さん」と感謝してくれるので、メンタルに良いです。
バイクで風を受けて走るのも爽快です。適度に身体を動かすので健康にも良いです。
ただしそれも、冬になると話が違います。
泥縄で買い物するのは後悔のもと
2023年の1月25日は10年に一度と言われる寒波が到来し、日本中が寒さに震えあがりました。
確かその前の2022年12月23日頃にも、とても寒い日がありましたね。
私は12月初め頃には冬用のコートやネックウォーマーなど一通りの装備がありました。
でも、12月半ばのある日に自宅にいると、これまでとレベルの違う寒気がずんずんと迫ってくるのを感じたのです。

むっ……
この寒気はただ者でない。
来る極寒の中、戸外で作業するための特別対策が必要だな……と予感しまして――。
予算と相談した結果、クレジットカードで防寒具を一点、買い足すことにしました。
一点に絞るなら、どこをポイントにするかと思案し……。

思いつきにくいけれど、
腰から下が冷えるのは
地味に辛い……。
そこで、電熱パンツはないものかとアマゾンを見回してみたのです。
冷静に考えるとワークマンにだって電熱パンツはあるのだから、
アマゾンからワークマンに予約を入れて店舗で受け取ることにすれば良いようなものですが……。
あいにく私は交通の不便な田舎町に住んおり、私は車を運転しないときています。

ワークマン店舗のある隣町まで
本数の少ない電車を乗り継ぎ
寒風吹く中を往復2時間以上歩く……
……と考えただけでおっくうになり、家まで配達してくれる商品にしようと、アマゾンに出品しているあまり聞いたことのないメーカーによる
[IUGGAN]ヒーターパンツ
を、イメージだけで購入してしまいました。
商品説明にある「10秒で感熱し、30秒で65℃に急速発熱」とのコピーを読んで、温かそうだと思ったからです。
たったの30秒で65℃にまでなってくれるなんて……温かそうですよね。
でも後からよく見ると知っているメーカーではありませんでした。
実際の性能が広告と違っていてもクレームを付けるのが難しい相手です。
買い物は事前に余裕を持って済ませて置くのが鉄則、
それなのに私は寒くなってから慌てて「泥縄で」買い物をしたのでした。

後悔先に立たず!

うう……(泣)💧
改良点? とデメリット
これが届いた時の商品です。
腰回りの前後と膝の上下、合計8カ所にヒーターパッドが付いています。
ベルトの色合いは商品説明では「かっこいい」と書いてありましたが、このセンスは私にとって親しみ慣れたものではありませんね。
全体を撮ろうとしたのですが、端の方は写せませんでした。
男女兼用なので前開きはありません。
男性には不便な場面あるかも。
加熱スイッチは3つあって、温かくする箇所を選べるというのがメーカーの主張する改良点です。
もっとも寒いときはオール全開にするので、あまり細分化する意味はありません。
むしろスイッチの面積が大きくなるので前屈みになった時など、予期せぬ時に切りスイッチを押されてしまい寒くなるデメリットがあります。
このUSBケーブルにバッテリーを繋ぎ、ポケットの中に収納するようになっています。
でも、数時間使うためにはある程度容量の大きなバッテリーを使う必要があり、すると必然的にバッテリーのサイズも大きくなります。
そうすると、このように収納場所とスイッチが近いため先ほど述べた「予期せぬスイッチ押し」が起きやすくなるデメリットにつながります。
実際に、何度か知らぬ間にスイッチが押されてしまい、加熱が途切れてしまったことがありました。
暖かくないっ!
実際に使ってみた感想を言うと……。
気温が氷点下になる環境では、ほとんど暖かさを感じません。
えっ?……30秒で65℃にまで急速発熱するのではないの?
ちなみに室温5℃の部屋の中では十分暖かくなりました。
けれども私は真冬の早朝に戸外活動で使いたいのです。
謳われている性能が氷点下で発動しないのは、致命的欠点です!
そういうわけで今回は買い物失敗という結論になりました。
トホホ……。
じゃあ、どうするか
私は気が弱いのと面倒くさがりなので、メーカーにクレームをつけたり、返品するということをあまり好みません。

せっかく買ったのだから、
なんとか使おうじゃないか。
と、前向きに考えました。
室内で使用するのはどうでしょう?
冬でも5℃以上の環境なら本来の性能を発揮してくれそうなので、他の暖房である程度暖かくした室内ならば、そこから先20℃くらいまで暖かさを味わうことはできそうです。
こういう形で暖房費の節約になるなら、それも一つの使い方と言えるかもしれません。
戸外で使うなら、他の防寒ズボンと併用するのはどうでしょう?
たとえばユニクロの暴風・防寒ズボンとかを上に重ね履きする……。
組み合わせる相手の性能も関係しますが、これはありそうです。
私は昔買ったユニクロの、(名前が分からなくなってしまいましたが)戸外作業用の冬のズボンを上に履いて見たところ、ほんのり暖かさを感じることができました。
私と同じように、零下の気温環境下で仕事をする人には、こういう使い方でいけそうです。
でもやはり、これから買う人には「ワークマンがいいのでは?」と言ってしまいます。
メーカーの人、ごめんなさい。
DENZYでした。